太 情 審 答 申 第 2 号 平 成 2 4 年 9 月 2 6 日
常陸太田市長 大久保太一 様
常陸太田市情報公開・個人情報保護審査会
会 長 根 本 洋 治
常陸太田市情報公開条例第18条の規定に基づく諮問について(答申)
平成24年8月17日付太都発第147号により諮問のありました下記の件に ついて、別紙のとおり答申します。
記
−1−
別紙
答
申
1 審査会の結論
常陸太田市長が、「駅周辺整備事業費用が計算された2枚の資料」について、
非公開とした決定は、妥当である。
2 異議申立ての趣旨
(1)平成24年6月13日、異議申立人(以下「申立人」という。)は、常
陸太田市長(以下「実施機関」という。)に対し常陸太田市情報公開条例(以
下「本条例」という。)第6条の規定により、「駅周辺整備事業費用が計算さ
れた2枚の資料」(以下「本件請求文書」という。)の公開請求(以下「本件
請求」という。)を行なった。
(2)平成24年6月20日、実施機関は、本件請求に対して、請求内容に合致
した文書はないとして、非公開決定(以下「本件処分」という。)を行い、申
立人に通知した。
(3)平成24年7月10日、申立人は本件処分を不服として、実施機関に対し
て、本件処分を取り消し、本件請求文書の公開を求める異議申立てを行なっ
た。
(4)異議申立ての理由は、本件請求文書は存在しており、文書不存在は明らか
な証拠隠蔽工作であり、非公開決定通知は公文書偽造となり違法であるとい
うものである。
3 実施機関の非公開決定の理由
本件請求文書は、申立人から説明を求められていた駅周辺整備事業について、
副市長が申立人に直接説明を行うにあたり、説明に同席した本事業所管課(以下
「所管課」という。)の担当職員が、便宜上個人的に作成した任意の資料(メモ)
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本件請求文書は、条例・規則等に定める様式や補助金申請等に用いる所定様式
に基づいて作成したものではなく、決裁や会議資料等にも使用していない。
このため、本件請求文書は、公文書として保存する必要はなく、申立人への説
明後に破棄し、パソコンデータも削除している。
以上の理由から、本件請求文書は不存在であると判断し、本件請求を非公開と
した。
4 審査会の判断
(1)本件請求文書の不存在について
申立人は、駅周辺整備事業に関して、実施機関に対する情報公開請求や内容
の説明を繰り返し求め、これに対し、実施機関は本条例に基づく情報公開及び
任意の説明を繰り返し行ってきている。
本件請求文書は、副市長が申立人に直接説明を行うにあたり、説明に同席し
た所管課の担当職員が、便宜上個人的に作成したものである。
所管課の担当職員は、副市長が申立人に説明を終えた後、本件請求文書を破
棄処分し、作成したパソコンのデータも削除しているため、本件請求文書は存
在していない。
市では、普段の業務の中で、条例等に基づき定められた書式で作成する文書
等の外に、メモ等任意で作成される数多くの資料があり、これらを全て保存し
公開することは妥当なこととは思われない。
本件請求文書は、条例等に基づき作成した文書や会議資料等に用いられた文
書ではなく、説明にあたり便宜上個人的に作成したものであり、保存の必要性
はないと考えられる。
また、本条例第2条第2項において、「情報」とは、実施機関の職員が職務
上作成し、当該実施機関の職員が組織的に用いるものとして、当該実施機関が
保有しているものとの規定があり、本件請求文書は、所管課の担当職員が、便
宜上個人的に作成したもので、組織的に用いておらず、保有もしていないこと
から、本条例に規定する「情報」には該当しないと考えられる。
さらに、本件請求文書は、既に申立人に公開されている資料に記載されてい
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も可能である。
したがって、実施機関が、本件請求文書が存在しないことによる本件処分を
行ったことは妥当であると認められる。
(2)結論
以上のことから,冒頭の審査会の結論のとおり判断する。
《参考》審査会の経過
年 月 日 経 過
平成24年8月17日 ・実施機関から諮問書を受理